うつ病は「幸福を感じる力」を養う

こんにちわ。はまぐり次郎です。

今日はうつ病の1つの特徴である、興味の喪失に関してと、それが回復してきた時の喜びを発信します。

うつ病になって色々しんどいことが多かったのですが、自分の中で辛かったのは、今まで好きだった趣味などが全く面白く感じられなくなったことです。

休職中は、自分の好きなことをやりなさいと言われましたが、何もやりたいことがなく、テレビすら観られなくなったので、1日やることがないのです。

休職の初期はずっと寝ている人が、結構多いようですが、わたしは昼寝ができないので、ソファに横たわってスマホばかり触ってました。視力が少し落ちてきたようです、、

なぜ、うつ病になると興味がなくなるのでしょうか。医学的には色々な理由があるのかもしれませんが、これが、更に生きる気力を奪い、人生から喜びを減らしていきます。

うつ病は生きるエネルギーが枯渇した状態だと表現されます。きっと趣味や好きなことをするのもエネルギーがいるのでしょう。

そういう意味では、趣味ができるようになってくるということは、うつ病が回復してきているという指標になるのかもしれません。

わたしは、休養、薬、カウセリングで、1週間でかなり身体が回復してきました。それと合わせて、今まで出来なかったことが、できるようになりそれが、本当に嬉しく感じました。

例えば、
テレビが観れるようになった。
プールで泳げるようになった。
本を読めるようになった。
漫画が読めるようになった。
こどもと遊べるようになった。

今まで当たり前にできていたこと、楽しいと思っていたことが、ある日を境に出来なくなり、それはとても悲しいことでした。

だからこそ、うつが回復して、できるようになると何事にも変え難い喜びになります。

昨日はプールで泳ぐことができたし、ワンピースの最新巻を楽しむことができました。

これはうつ病になってから、はじめて感じる生きる喜びでした。

よく、「幸福を感じる力は、不幸の中でしか養われない。不幸を知らないと、すべてが当たり前で、幸福感と結びつかない」と言われます。

うつ病は辛い病気です。心身の苦しみ以上に、偏見や理解のなさも重なり、かかった本人しかわからない辛さがあります。

ただ、もしうつ病が「幸福を感じる力」を養ってくれているとしたら、それは長い人生の中で、かけがえのない財産として自分に残るのではないでしょうか。

苦しみの先に、喜びがある。そう信じて、この辛い時期を乗り越えていきたいと思います。

 

 

うつ病 後悔の消し方を考える

こんにちわ。はまぐり次郎です。

今回はわたしも含め、うつ病の方に多い
後悔の念について考えてみます。

うつ病の方はは過去の後悔、未来の不安に苦しめられ、いまここを生きられない傾向にあります。

わたしも同じで、うつ症状がおきた時から、なんで会社をやめたのか、なんであんな選択をしたのか、強い後悔の念に襲われました(特に朝方)

それを友人とかに言うと一笑されます。終わったことをグチグチいっても仕方ないと。その通りなんですが、何故か毎日襲われます。

よく言われることは、物事はコントロールできることと、そうでないことに分け、コントロールできないことは考えないようにすると。

ただ、この不安感と後悔はコントロールできずに襲ってきます。いったいどうすればよいのでしょうか。

色々な本を読むと、うつは自分にメッセージをくれて、生命を守ってくれていると考えるのがよいということ。

わたしの場合もきっとうつが、その生き方はやめて、限界だと知らせてくれたのかもしれません。

そして、新たな自分にあう道を進めといってくれてるような気もします。

もし、全ての道がつながり、失敗も苦しい経験も全てが貴重な経験となり、その時に色々な後悔の念も消えるのかもしれません。

人は過去に戻れません。でも、その過去よりさらに幸せな人生を送ることはできる気がします。

悩んだ時間は決して無駄ではなく、長い目でみたら、有益な時間だったと思える日がきっとくると信じています。

過去の後悔はなかなか消えませんが、今ここを幸せに生きること、また今が辛くても明るい未来が待っていると思えることが、その解決法になるのかもと感じました。

簡単ではありませんが、そこを目指してともに進んでいきましょう。

 

うつ病治療 カウンセリングの効用

こんにちわ。はまぐり次郎です。

今日はうつ治療におけるカウンセリングの効用に関して、自身の経験談をご紹介したいと思います。

うつ治療の患者さんで、薬物治療と平行して、カウンセリングを受けている方もいるかと思いますが、そんなに多くないのでしょうか。

わたしの通院しているメンタルクリニックでも、そんな案内はなかったので、病院では受けていません。

わたしは、うつ病になって以来、色々な興味が失われ、テレビもみれない、漫画も読めない、という状態になり、YouTubeでひたすらうつ病に関する情報ばかりひろってました。

その中で、あるYouTuberが期間限定で無料のカウンセリングを実施してましたので、申し込み、受けてみました。

60分程のカウンセリングだったのですが、驚く程気持ちが楽になり、その夜はかなりぐっすり眠れました。2回目からは有料ですが、定期的にカウンセリングをしてもらってます。

なぜ、カウンセリングの効果が高いのでしょうか。

科学的なことは分かりませんが、うつ病になると視野狭窄になり、自分の中でおかしな、こうあるべき論ができ、それが自分を苦しめているということがあります。少なくとも自分はそうでした。

自分の認知のゆがみや、そんな所まで考える必要がないこと(大抵ネガティヴ)を、客観的視点で指摘いただき、もっと楽に生きていいんだと思えるのです。

もちろん、こぶりついた価値観や生き方を変えるのは簡単ではありませんが、この心理的アプローチは今後、うつ病の治療の柱として見直される気がしております。

また、わたしにカウンセリングをしてくれた方は、元重度のうつ病を克服した経歴をもち、わたしの表情や、仕事の状況をみて、早めの休職をアドバイスしてくれました。

その方自身、我慢して仕事を続け、どんどんうつを悪化させ、慢性化してしまい、その経験から強く休むことの必要性を説いてくれました。

正直、休職の判断は、うつ病本人では分かりにくく、医師も長く時間はとれないので、的確な判断ができるのはカウンセラーなのではないかとも思います。

もし、うつ症状が2週間以上出ていて、ただ、精神科にいくのは抵抗がある方は、まずカウンセリングからはじめてみてはいかがでしょうか。

また、薬物治療だけで治りが弱いと感じらている方々は一度カウンセリングを受けてみるのもよいかもしれません。

わたしは、カウンセリングでかなりうつ症状が改善しましたし、生き方も大分楽になりました。あくまで、個人の感想ですが、参考にしてもらえれば幸いです。

 

うつ病の薬物治療に関して

こんにちわ。はまぐり次郎です。

今日はうつ病の薬物治療に関して、自分の意見と失敗談を発信いたします。

うつ症状は出ているけど、メンタルクリニックの受診や抗うつ薬をどうしようか迷っている方の参考になればと思います。

※あくまで個人的な考えなので、最終的には医師の指示をあおいで、ご判断ください。

結論から言うと、抗うつ薬を飲んで治療した方が治りが早いです。というより、飲まないと治りません。わたしもそうでした。(個人差はあると思いますが)

最初は抗うつ薬なしで、治療することをしてみましたが(栄養療法、漢方、瞑想等)、残念ながらどんどんうつは悪化していきました。

主治医の先生に怒られて、やっと3ヶ月経ってから抗うつ薬を飲み始めました。最初は副作用が少ししんどかったですが、不安感は徐々に収まり、改善していきました。

抗うつ薬に関しては、誤解や偏見があるのが実状です。依存性がある、性格がかわる、ひどいコメントだと廃人になる、、等

事実、わたしも少し偏見がありました。それは、一度飲んだらかなり長い期間飲み続けなければならず、副作用で身体がボロボロになるのでは、というものです。

また、ちまたでは、薬なしでうつを治す!のような本やYouTubeなどが出回り、抗うつ薬なしでも、うつ症状が改善するような印象を与えているのも事実です。

わたしは不安感が強くなった時に、抗うつ薬を飲まずに抗不安薬(精神安定剤と呼ばれているものですね)でごまかしていました。

ただ、これは疲労骨折をしているが、痛みどめを飲んで、走っているようなもので、うつ病は治っていかないので、不安感はどんどん増していきました。

また依存性に関しては、抗うつ薬よりも抗不安薬(特にベンゾジアゼピン系とよばれるもの)の方が強く、これは減らしていくのに苦労をします。

もちろん最終的には医師の判断で、どのような治療をしていくかは変わりますが、最初から自分の判断で薬を飲まないということはNGだと、自戒の念をこめて思います。

世の中にはあやしい民間療法が出回っていて、これだけをやればうつが治る!というキャッチーなフレーズに引き寄せられます。

ただ、うつ病はそんなに簡単な病気ではなく、やはり今まで医師や研究者が積み上げてきた、標準治療と呼ばれるものが、1番信頼性が高いのです。

そこには膨大な数の論文やデータがあります。逆に民間療法には論文などはあっても圧倒的に少ないはずです。

わたしは、抗うつ薬を飲み始めたのは、だいぶ悪化してからなので、失敗したな~と思ってます。

うつ症状に2週間以上苦しんでいる方は早めに受診し、治療を開始することをおすすめします。抗うつ薬が自分に合わない場合、変えてもらえます。

今はたくさんの種類の抗うつ薬があり、わたしも最初は合わず、別の薬で改善していきました。

悪化してからだと、治療も長引きます。抗うつ薬に偏見をもたず、ネットニュースに惑わされず、早期治療で治していくことを、おすすめします。

 

この投稿で1人でも行動変容につながれば、とてもうれしく思います。

 

うつ病の早期診断、休職のすすめ

こんにちわ。はまぐり次郎です。

今日はうつ病の怖さを紹介します。
うつかな?と思いながら、働き続ける方々に、自身の失敗も含めてお伝えしたいと思います。

私はうつかな?と感じてから休職するまで、3ヶ月かかりました。

それまでもうつ病経験のある友人や医師に休めと忠告されてましたが、自分はうつ病ではないと何処かで認めたくない所があり、抗不安薬でだましだまししてましたが、身体は限界に近づいて、どんどん悪化してきました。

社会人になって約25年になりますが、その間、もちろんストレスも感じ、うつっぽい時もありましたが、うつ病になったことはなかったです。

引き金は就職活動と転職でした。自身でもかなりのストレスを感じ、ある時から不眠、食欲不振、身体の猛烈なダルさ、不安感の増大、興味の損失、本やテレビすら見られなくなっていました。

今、振り返ると典型的なうつ病なのですが、自分では認められませんでした。

抗うつ薬も飲まずに、ただ、自律神経が乱れているだけで、時間が経てば、また環境が変われば、自然に治っていくと勘違いしていたのです。

うつ病経験者や苦しんだ方は口をそろえていいますが、ストレス原因が仕事にあるのであれば、仕事をしながら回復するのはとても難しいです。ただ、休職するのは本当に抵抗があり、できませんでした。

うつは「こころの風邪」とよく表現されますが、そんな生易しいものではありません。

「重度の疲労骨折」が例えとして適切で、ストレスを抱えた仕事を続けるのは、骨折したままマラソンを走っているようなもので、当然その距離が長くなればなるほど、治療に時間がかかります。

わたしもまさにこのパターンで、気づいた時に適切に治療、休養をとっていたら、ここまで悪化することはなかったと思います。

今日みなさまにお伝えしたいのは、もし、うつ症状が2週間以上続いているのであれば、すぐに治療、休職してください。自分の身体以上に大事なものはないはずです。

会社に迷惑がかかり、休めないという人もいるかもしれません。ただ視野を広げると、うつを悪化させ、長期の休職を余儀なくされる場合、結果的にはもっと会社に迷惑をかけます。

何よりうつを悪化させると、病気との戦いで疲弊して、人生が辛くなります。本当に苦しい病気なのです。

優先すべきは、あなたの身体であり、人生であり、会社や仕事ではありません。

このブログを読んで、1人でも行動変容をしてもらえれば嬉しく思います。